川野将虎(五輪競歩)の実力は如何に?ライバルはみちょぱのはとこ…

      2021/08/06

川野将虎選手(東洋大)は、3時間36分45秒の日本新記録で優勝、日本陸連が定めた規定を満たして2020年東京五輪切符をゲットしました!

 

ドーハの世界陸上で、50kmは鈴木雄介選手、20㎞は山西利和選手が金メダルを獲得し大変盛り上がっている競歩…2019年10月27日、山形県で行われた陸上・全日本50キロ競歩高畠大会での快挙ですね!

 

東京五輪開催コースの変更が話題となった競歩競技ですが、川野将虎選手が東京五輪50km代表に内定したことで東京五輪競歩競技は目が離せなくなりましたよ!

 

期待を膨らませる皆様に対して、今回は、川野将虎(五輪競歩)の実力は如何に?ライバルはみちょぱのはとこ… と題しまして少しまとめてみました。

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川野将虎(東京五輪50km競歩代表)の実力は如何に!?

川野将虎選手(東洋大)の実力は、どうなんでしょうか?

今回のレース運びは堂々たるものだったんじゃないでしょうか。

終始レースをコントロールし、2度のスパートを仕掛ける圧巻のレース展開でハイレベルな争いを制したといわれていますね。

丸尾知司(愛知製鋼)、小林快(新潟アルビレックス)とのトップ争いを演じていた15キロ過ぎに最初に仕掛けると、まずは小林が脱落しました。そこからはペースを調整しながら丸尾とのデッドヒートを繰り広げますが、終盤の42キロ過ぎに再びスパート。強力なライバルを置き去りにして夢の五輪切符をつかんだわけです。

一度は追いつかれることも想定済みの2段階のスパートは、指導を受ける東洋大・酒井瑞穂コーチと入念に準備してきたプラン通りだったといわれています。

…今日は100点をあげていいかな。タイトルをとったことがなかったが、スパートを掛けきって(想定していた)レース展開を守ることができたので…

本人としても、納得のいくレース展開ができたようです。実力は、相当ついてきていますよね。我々がみても、ライバルを寄せ付けない強いレース展開のように思えます。

 

今回、ドーハ世界陸上50km競歩金メダリストの鈴木雄介選手が持っていた日本記録3時間39分07秒を2分22秒も更新する快記録をたたき出したわけですから…。

 

東京オリンピックでは、鈴木雄介選手としのぎを削って金メダルを目指して快歩する姿が目に浮かんでくるようです。実力を着実に伸ばしてきた選手の一人ですから、心から応援したいと思います。

 

ライバルはみちょぱのはとこ…東洋大同僚の池田向希

さて、実力を着実に伸ばしてきた川野将虎選手ですが、彼のライバルは誰でしょうか?今回の大会の前に行われているインタビューで彼は次のように述べています。

◎川野将虎(東洋大学)

夏合宿から継続していい練習ができている。ベストコンディションで歩ききることができれば、自ずと結果もついてくる。まずは、ここまで積めてきた練習のすべての力を発揮できるようにしたい。

昨年、この大会で、初めて50kmのレースに出場した。今回が3回目ということで、まだ経験も浅いが、去年と同じようなフレッシュな気持ちで、(丸尾選手と小林選手の)お二方についていけるようなレースができたらいいなと思う。

(50kmと20kmで日本が金メダルを獲得した)ドーハ世界選手権は、20kmに同じ所属で同級生の池田(向希、東洋大)が出場していて、自分は、(同じチームの)マラソン・長距離と競歩の部員と一緒にテレビで観戦した。池田は、今回の世界陸上で東京オリンピックの内定を狙っていて、それが果たせず、彼としては不甲斐ない結果となったのだが、帰ってきた池田から一番に言われたのが「高畠で(五輪内定を)先に決めてほしい」という言葉だった。なので、この高畠で、池田を勇気づけられるような結果が残すことができればと思っている。

この大会に向けて課題にしてきたのは後半の動き。前回、前々回ともにレースの後半で、どうしても動きが硬くなってしまっていた。このため、最初から最後まで硬くならないスムーズな動きで歩けるようにすることを目指して、スタミナ練習やフォームについても(酒井)瑞穂コーチと真剣に対策してきた。また、フィジカルの部分も、これまで以上にしっかりトレーナーと一緒に取り組んできていて、長い距離やスピードを出す練習をやっても軸がぶれなくなっている。このことは今回、強みになるのではないかと思う。

明日は、まずはしっかりと粘って、東洋大らしい“その1秒をけずりだ”すような歩きをしたい。そして、最後の勝負所でしっかり勝負できるようなレースができればいいなと思っている。

東洋大で同僚で、あのみちょぱのはとこの池田向希選手がライバルなんですね。

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ドーハの世界選手権20km競歩競技では山西利和選手が優勝しました。

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そのレースで池田向希選手は6位(これもすごい結果です…)となり、オリンピック内定にもう一息だったわけですが、川野将虎選手は、有言実行そのライバル池田向希選手を勇気づける結果を残したわけですね。

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川野将虎…自衛官のお父さんがつけた名前にふさわしい「人望厚く、強い信念を持った粘り強い努力の人」

川野将虎…かわのまさとら と読みます。

1998年(平成10)10月23日、とら年生まれということで、自衛官の父・公明さん(47)が「かっこいい名前にしたい」と将虎(まさとら)と名付けたそうですよ。

 

義を重んじ、優れた人間性の知将、長尾景虎(上杉謙信)と同じ「景虎」も有力候補となったそうですが、最終的には「将虎(まさとら)」に落ち着いたそうです。自衛官であるお父さんの思いがあふれているお名前でもあるように私は思います。

 

東京五輪の50km競歩期待の人材の一人ですから忘れないでくださいね。むしろ、戦国武将のような一度聴いたら忘れないインパクトのある名前ですか…(笑)

 

お父さんが自衛官であるが故の御殿場出身…母校御殿場南高校時代の愛称は「とらちゃん」まわりの女子からも可愛がられた存在だったようです。

小学生の頃、徒競走では、ビリばかりだったそうです。2年生から5年生まで習った柔道でも、一度も試合で勝てなかったというエピソードもあるみたいですね。

 

競歩を始めたのは静岡・御殿場南高に入学してからで、当初は長距離の走る方の選手になりたかったようですが、先生の勧めで歩く方の競技に出場することになり、当初は地区大会でも周回遅れだったといいます。

 

自衛官である父・公明さんは「うちの子は努力の子」とおっしゃっています。

高校時代は毎週末、御殿場の山道を30キロ歩き続けたし、今は大学内でのフィジカル強化だけでは足りないと、トレーナーの下に出向いて体幹を鍛えているようです。

腹斜筋や脊柱起立筋を強化したことで背中が丸まる悪癖が直り、次第にフォームが安定しはじめ、骨盤を効率良く動かせるようになり、お父さん譲り?の長い脚をもつ身長178センチから繰り出す持ち味のストライドも生きるようになったといいます。

 

川野将虎選手は、意外と不器用なところがあるのかもしれませんが、周りに慕われながらも、強い信念を持った粘り強い努力の人…という感じなんではないでしょうか。

 

こんな川野将虎選手を母校の御殿場南高校の後輩生徒さんも誇りに思い、目標にしているようですね。

 

義を重んずる知将上杉謙信(長尾景虎)にも通ずる川野将虎選手…粘りのある性格を活かして、是非とも東京五輪では、日本人同士で優勝争いを演じてほしいところです。

 

来年の東京オリンピック男子競歩ますます目が離せなくなりましたね!

 

2020年のオリンピックで50km競歩は、世界大会の競技種目としては最後ということ(IOC決定事項)のようですが、川野将虎選手をふくめた日本選手の盛り上げで、その存続を祈りたいとも思っております。

 

今回は、川野将虎(五輪競歩)の実力は如何に?ライバルはみちょぱのはとこ…と題してお送りしました。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

それではまた。

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