冬季北京オリンピックメダルが表彰式で表裏になりにくい理由(東京大会との比較)

   

冬季北京オリンピックでの日本代表選手の活躍から目が離せません…

各選手のメダルに絡む活躍に歓喜すると同時にメダルセレモニーでどんな表情を見せるのかいつも興味をもって拝見させてもらっています。

冬季オリンピックでは長野大会以降、選手の体調も考慮し競技が終わった直後にはメダルセレモニーは行われず改めて会場を変えて実施するスタイルが定着しているようです。

冬季北京オリンピックでは競技直後には大会マスコットの愛嬌のあるパンダのビンドゥンドゥンが送られ、競技終了後に北京ゾーンと張家口ゾーンの表彰式会場をオンラインでつなぐスタイルで実施されています。

高木美帆さんの1500メートルでの表彰式での一コマですけれども「あれっ…どっちが表だっけ??」っていう感じの選手間でのコミュニケーションもとても素敵でしたね。

東京大会ではメダルの表裏がニュースでも取り上げられましたが今回の冬季北京オリンピックではどんな感じなのか気になっている方もおられるのではないでしょうか…。

今回は、冬季北京オリンピックメダルが表彰式で表裏になりにくい理由(東京大会との比較)と題しまして少し調べてみましたのでご覧頂ければ幸いです。

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冬季北京オリンピックメダル表裏のデザイン

冬季北京オリンピックのメダルデザインはこのように発表されていますね。

 五輪のマークが中央に描かれている方が正面(表)ですね。中央にオリンピックリングが刻印され「XXIV Olympic Winter Games Beijing 2022」の文字が刻まれその周りに氷や雪、雲の模様が描かれています。

冬季北京オリンピックメダルデザイン表

 

「冬」の字をモチーフした冬季北京オリンピックのエンブレムのある方が裏になります。中央に北京2022のエンブレムが配置されその周りに中国語の大会名「北京2022年第24届冬季奥林匹克运动会」が刻まれています。裏面の一番外側のリングには競技と種目名が刻まれます。

冬季北京オリンピックメダル裏

 

リングデザインの部分は伝統的な翡翠のペンダントのデザインを反映した凹型、リングに施された浅い彫刻のデザインはすべて中国の伝統的な模様がベースとなっているようです。


冬季北京オリンピックメダルの名称は「同心」…心を一つに団結するという意味を込めたメダルだそうですね。

缶詰の底みたいだと酷評している方もありましたけれども…非常にシンプルなデザインであるというのが冬季北京オリンピックメダルの特徴であるとも言えそうですね。

高木美帆選手 銀メダル

 

冬季北京オリンピックメダルが表彰式で表裏になりにくい理由(東京大会との比較)

コロナ禍でのオリンピックは、昨年夏に行われた2020東京オリンピックに続き今回の冬季北京オリンピックが2回目となりました…

コロナ禍のオリンピック表彰式では、プレゼンテーターが受賞者の首にメダルをかけるのではなくプレゼンテーターが差し出したトレーに乗ったメダルを受賞者自らが首にかけるスタイルが定着しましたよね。

こうしたコロナ禍ならではの表彰式スタイルこそが表彰式でメダルが表裏になってしまう主要な理由だったわけです。

東京大会では表彰式でメダルが表裏になってしまうケースが多くニュースにもなりましたからね…

東京オリンピック表彰式でメダルが表裏になってしまう意外な理由についてはこちらもご覧ください。

オリンピック表彰式でメダルが裏表になってしまう意外な理由とは?

冬季北京オリンピックの表彰式ではメダルが表裏になってしまうケースが少なくあまり話題になっていないようです。

むしろメダルを自らが首にかけるコロナ禍での表彰式スタイルにもかかわらず首に掛けたメダルはビタッと表になっているようにも見えるのはいったいなぜなんでしょうか?

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裏表が解りにくいためメダルセレモニーまでに確認しているから!?

冬季北京オリンピックのメダルはそのシンプルさゆえに表裏が解りにくいのでは?と感じている方もいるようですね。

日本の女子で史上最もたくさんのオリンピックメダルを獲得したスピードスケート1500mの銀メダリスト高木美帆選手でさえも今回最初の表彰式で"わちゃわちゃっ''となってたぐらいでしたからね…ww

フィギュアスケート銀メダルの鍵山優真選手や銅メダルの宇野昌磨選手も確認してましたよ…やっぱり表裏がわかりづらいようです。

宇野昌磨選手 銅メダル

表裏がわかりづらいがゆえに受賞者のみなさんはしっかり確認したうえで修正してくる…って感じでしょうかね。大会も終盤に入ってくる頃になると受賞者の皆さんビシッと表面を正面にキリっと表彰台に立っておられるようです。

昨年の東京オリンピックは、夏季大会ですからメダルのデザインにも決まり事が多いようです。例えば表面は勝利の女神と決まっているそうですから…一般的には表裏がわかりやすいということが言えそうですよね。

それにも関わらず、東京大会の時にメダルの表裏が話題に上ったのには意外な理由があったからなんです…それはこちらから…

オリンピック表彰式でメダルが裏表になってしまう意外な理由とは?

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メダルの構造上表裏になりにくいから!?

冬季北京オリンピックのメダルが表裏になりにくいもう一つの理由はメダルの構造上にあるのではないかと感じているのですが皆さんはどのように思われますか…。

冬季北京オリンピックのメダルは首にかけるひも(リボン)を通す部分がメダルの上部にしっかりとした感じでカバンの持ち手みたいに取り付けられているのが特徴的です。

東京大会のメダルのこの部分は少なくとも鞄の持ち手の様な構造にはなっていません。

北京オリンピックのメダルが表裏になりにくい理由はメダルと首にかけるリボンを通す部分の構造上の違いからきているのではないかと感じるのですが…皆さんはどのようにお感じでしょうか。

東京オリンピック裏(左)   冬季北京オリンピック裏(右)

ちなみに東京オリンピックのメダルの直径は85㎜で厚みは12.7㎜〜7.7㎜重さは556g〜450gということで東京オリンピックの時点では最も直径の大きいメダルと言われています。

冬季北京オリンピックのメダルの大きさについては調べましたが見つかりませんでした。

北京オリンピックは夏季と冬季両方で開催された初めての大会になりましたし、メダルのシンプルさなども同一コンセプトであるとすれば、夏に行われた2008北京オリンピックのメダル直径は70㎜厚さ6㎜と言われていますので今回の冬季北京オリンピックメダルの大きさも同じぐらいではないかとも思われます。

仮に東京オリンピックメダルより冬季北京オリンピックメダルが小さいとして…それにも関わらず首にかけた時に表裏になりにくいのはやはり首からかけるリボンを通す部分のメダルの構造がカバンの持ち手のようにガッチリとしているからではないでしょうか…ww

今回は、冬季北京オリンピックメダルが表彰式で表裏になりにくい理由(東京大会との比較)と題しましてご覧いただきましたがいかがでしたでしょうか。

最後までご覧いただき有難うございました。それではまた。

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