杏がCOVERした「教訓1」の歌声や歌詞が心に刺さる…加川良って誰?
2021/03/04
女優の杏さんが自身の誕生日となる4月14日、所属事務所・トップコートの公式YouTubeチャンネルでギター弾き語りの動画を投稿しましたね!
杏さんは自宅の大きな本棚を背にして、フォークシンガー加川良さんの楽曲「教訓1」…をギターで弾き語りしていました。
ラフな部屋着にメガネをかけたナチュラルな姿で透き通るような美声を聞かせてくれました。傍らには娘さんでしょうか…愛らしく足を投げ出して座りながらいい子で本を読んでいました。昨今のご時勢ですから、お子さんとの自宅でのまったりとした時間を過ごしていたんだと思います。
奇麗な歌声とゆったりとした曲調…そして心に突き刺さるような歌詞でしっかりと世間の皆さんにメッセージを発信してくれていました。非常に聡明で芯の強いタレントさんだなあと改めて感心されられました。
今回は、杏がCOVERした「教訓1」の歌声や歌詞が心に刺さる…加川良って誰?と題して少しまとめてみましたのでご覧いただければ幸いです。
杏がCOVERした名曲「教訓1」の歌声や歌詞が心に刺さる…
杏さんの透き通るような歌声…そしてまったりとした曲調…その一方で、独特な歌詞は、結構辛辣で心にググっと刺さるような感じなんですよ。
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でも、なんだか傍らで本をいい子で読んでいるお子さんの姿や彼女の歌声を聞いていると歌詞が本来求めていたものと彼女の発信したかったことはもしかしたら微妙に違っていたのかもしれませんね…そこんところ、どうなんでしょう? 皆さんはどのように感じられましたか?
世間の皆さんも以下のように彼女の弾き語りを絶賛しているようですね…。
なにこれ染みる…… 杏、SNSに投稿したギター弾き語り動画に絶賛の声https://t.co/1v9PDKZKbs
・カバーしているのは加川良さんの「教訓I」
・杏「自分のことを守ることが、外に出ざるを得ない人を守ることになる」 pic.twitter.com/98glSZ6biP— ねとらぼエンタ (@itm_nlabenta) April 14, 2020
「自分のことを守ることが、外に出ざるを得ない人を守ることになる。」
「利己と利他が循環するように一人一人が今できること」
というメッセージをSNSで発信されていますよね…。
こんなツイートもありましたよ。
別垢でも呟いてしまったけど、杏ちゃんの弾き語りがすんばらしいよ……!
歌声は言わずもがな、ご自宅でラフな服装で本を選ぶ子供さんの隣で今この曲でメッセージ届けてくれるの最高にかっこいい。部分的に歌詞変えてるのも知性的。ソークール。— 湯気 (@styghyg23) April 14, 2020
シンガーソングライター加川良って誰?名曲「教訓1」の本当の意味とは?
加川 良(かがわ りょう)さんは、滋賀県彦根市のご出身、戦後の1947年11月21日のお生れです。
芸名は、加山雄三の「加」、長谷川一夫の「川」、池部良の「良」を組み合わせたものだそうですから…往年の二枚目俳優から一文字づつあやかったわけです…大物に間違いありませんね!…加山さんはもちろんご存命ですよ…ww
アート音楽出版に入社し、フォーク・シンガー高田渡のマネージャーを務めるうちに、見よう見まねで歌い始めたという一風変わった経歴の持ち主です。
1970年に開催された中津川フォークジャンボリーでは飛び入りで「教訓I」を発表し一躍人気者になった才能のある方です。
吉田拓郎と並んでどちらがBIGになるのか?といわれた時期があったそうですが…吉田拓郎ほどの名声を得ることはなかったようです。
吉田拓郎がポップに変わっていくのとは違って、ストイックに自らの音楽に忠実、どちらかというとお金にならない歌を歌い続けたのが理由ともいわれているそうですよ。
「教訓1」をお聞きになればわかりますが…語尾を長〜く伸ばす特徴のある歌い方で、時には痛烈な社会批判をユーモアも織り交ぜて表現した方だったようですね…いわゆる昭和のフォークシンガーとして泥臭いといいますか…味のある方だったわけですね。
「教訓I」の歌詞は、大阪梅田の地下街で手売りされていたガリ版刷りの文集を参考に作られたんだそうです。
歌詞の内容は、1970年代ですからね…どうみても反戦歌のイメージしかありませんけどね…ww
発表されてから40年以上を経て発生した東日本大震災の大津波による福島第一原子力発電所の事故(2011年)などに対してもあてはまるとご本人は考えていたそうで「歌うたんびに新曲だと思える…」とよく言っていたといわれています。
オリジナルの歌詞のまま歌い続けられたことに関して、2014年の西日本新聞朝刊にこのように述べておられます。
当時は、ベトナム戦争がありましたから反戦の歌だと思われがちなんですけれど、本当は命の歌…生きているからこそ良き人と出会っていい時間を持てる。生活も大笑いも大泣きも…年取るって悪いもんじゃない。命は一つでも100回生きたという人もいるでしょうし、やっぱ生きていないといかんという歌ですから。
この辺のところを杏さんはよく理解されて今回のこの時期にカバーして発表したんですね!本当に聡明な方です…そして、本当にこの歌の神髄がよくわかっている…十分に理解されたうえでの発信だったんですね…これやっぱり命の歌なんですよ!
以下オリジナルを聞いてみてください。本当に味のある歌い方をされていますよ。昭和~って感じですよ。
よく聞いていますと、オリジナルでは、現代では男尊女卑…女性差別用語として取り扱われているような歌詞もありますよね。
この辺、杏さんはうまく歌詞を変えて歌われたのかもしれませんよ…!
加川良さんは2017年4月5日に急性骨髄性白血病にて享年69歳でお亡くなりになっています。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今回は、杏がCOVERした「教訓1」の歌声や歌詞が心に刺さる…加川良って誰?と題してご覧いただきましたが如何でしたでしょうか?
最後までご覧いただきましてありがとうございました。 それではまた。