濱田尚里(柔道五輪代表)…自衛隊制服が可愛い寝技師が世界に強い理由

      2020/03/30

先月末、全日本柔道連盟は、男女各階級(男子66kg級を除く)の東京五輪代表選手を発表しました。

 

日本の御家芸である柔道は、男女いずれの階級でもメダルが取れる世界レベルの強豪がひしめく競技ですから、毎回国内選考がし烈を極めていますよね。

 

男子66kg級は、丸山選手と阿部選手のし烈な代表争いが次の全日本体重別まで持ち越されました。本当に大変です。選考する側の全日本の井上康生監督も選出されなかった選手が脳裏に浮かんで思わず涙する場面が見られたほどですから…。

 

女子78kg級代表は、自衛隊体育学校教育部第二教育課(特別体育課程)に所属する濱田尚里(はまだしょうり)2等陸尉 が見事に選出されました。

 

今回の東京五輪柔道代表の中では唯一の自衛官です。元自の私も応援に気合が入っております!

 

今回は、「濱田尚里(柔道五輪代表)…自衛隊制服が可愛い寝技師が世界に強い理由」と題しましてまとめてみましたのでご覧いただければ幸いです。

 

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濱田尚里(柔道女子 東京五輪代表)の経歴は?自衛隊制服がキリっと可愛い!!

濱田尚里選手の略歴は以下の通りです。

生年月日:1990年9月25日 29歳

所  属:自衛隊体育学校 教育部第二教育課(特別体育課程)(2013.4~)

出身道場:国分西柔道 スポーツ少年団

出身中学・高校:国分中学・鹿児島南高校

出身大学:山梨学院大学

柔道は国分西小学校に在籍していた10歳の時に国分西柔道スポーツ少年団で始め、高校に進んだころから寝技をみっちりと仕込まれて得意技にしていったそうですから、どうやら寝技の原点はこのころにあったようです。

 

山梨学院大学に進むと、1年の時には全日本ジュニアで3位、4年の時には全日本学生柔道で2位の成績を残していますね。また、サンボを取り入れたのはちょうど大学の時だそうですから寝技が特に強化されたのはこの辺りからなんでしょう…。

 

いよいよ、2013年になると自衛隊体育学校にスカウトで特別体育課程へ入校することになります。7月には、ロシアで開催されたユニバーシアードのサンボ競技に出場して80kg級で優勝しています。

 

2014年8月の実業団柔道個人決勝では、ケガから1年ぶりに復帰してきた元世界2位である了徳寺学園職員の緒方を横四方固めで破って優勝しました。これが、全国レベルの大会での初優勝ということだそうです。この時24歳ですね…。

 

これ以降は、国内の78kg級の強豪3選手(緒方、梅木、佐藤)とのつばぜり合いが続きますが、2016年のリオのオリンピックを逃したときあたりまでは、この3選手との間に若干なりとも力の差があったようです。

 

2017年にこれまでの地道な努力が一挙に開花したように世界選手権などで以下のような素晴らしい戦績を残します。

2017年

  • 全日本選抜柔道体重別選手権大会 78kg級2位
  • アジア柔道選手権大会 78kg級優勝
  • 柔道グランプリ・ザグレブ 78kg級優勝
  • 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 78kg級優勝
  • 柔道グランドスラム東京 78kg級優勝

2018年

  • 柔道グランドスラム・パリ 78kg級3位
  • 全日本選抜柔道体重別選手権大会 78kg級2位
  • バクー世界柔道選手権大会 78kg級優勝
  • 柔道グランドスラム大阪 78kg級3位
  • 柔道ワールドマスターズ・広州 78kg級3位

2019年

  • 全日本選抜柔道体重別選手権大会 78kg級優勝
  • 柔道グランドスラム・バクー 78kg級3位
  • 東京世界柔道選手権大会 78kg級2位
  • 柔道グランドスラム大阪 78kg級2位

2020年

  • 柔道グランドスラム・デュッセルドルフ78kg級優勝

 

先月の東京五輪代表選手発表後に行われた記者会見には、陸上自衛隊の新制服で可愛い姿を披露してくれましたね! 年に数回しか着ないということなんだそうですけれどもなかなかどうして決まっていましたよ。

 

襟には職種徽章も見えますが、一応需品科職種なんですね。

 

防衛記念章は、動画の方で左胸に付けている記念章から鑑みますと、外国訓練従事が4回、職務遂行の5級賞詞が1回、同4級賞詞が1回、同3級賞詞を2回受賞されているようですね。国際大会への派遣とその際の成績で受賞されているものと思料します。素晴らしい功績ですね。

 

それはそうと、敬礼がスッと…なかなか決まっているんじゃないでしょうか。手首から指先まできちっと伸びて美しい敬礼じゃないですか!挙手の敬礼をするときは基本は帽子をかぶるわけですけれども、まあここはフォトセッションですからご愛嬌といったところでしょうか。

 

質問の内容は、以下の動画を確認してくださいね。簡潔に自らの素直な気持ちをはっきりと述べてられていますね。

 

オリンピックに臨むにあたっては、得意の寝技を活かして一戦一戦勝ち進んで優勝したいとしっかりと語っていました。力強いしっかりとした受け答えだったと思います。

きりっとして、実に可愛いじゃないですか…。

濱田尚里 陸自新制服

 

濱田尚里(柔道女子 東京五輪代表)は遅咲きの寝技師(寝技の達人)!

彼女は遅咲きの「寝技師」といわれています。

 

皆さん、「寝技師」は「寝業師」ではありませんのでご注意ください…((笑)

 

経歴からするとやはり寝技の原点は鹿児島南高校時代に、強化の原点は山梨学院時代サンボを取り入れたことにあったんだと思います。

 

サンボは、柔道とレスリングを合わせたようなロシアの民族格闘技です。濱田選手は2014年の世界サンボ選手権大会で優勝していますが、サンボを学んだことにより立ち技から寝技に持っていく技術が洗練されたといわれています。

 

また、優勝した2018年のバクー世界柔道選手権大会では、外国の大きな選手と組み合うと濱田の頭が相手の帯の位置になるほどの高低差がありましたが、濱田選手は巴投をかけたのち帯取返のような要領で体勢を上下に入れかえて最後はがっちり横四方固で抑え込むような戦い方をしていました。

 

私も大学時代に柔道をかじった経験がありますが、濱田選手の寝技の技術は非常にうまいし実戦的だと思います。身手期せずして身体が動いているって感じですよね。相手を崩して寝技に持ち込んで戦えば身長差は関係なくなりますからね。このあたりのところから、濱田選手が柔道ファンや関係者から「寝技師」と呼ばれている所以なんだと思います。

 

遅咲きということですけれど、やはりこのように寝技を武器に戦えるようになるには、それなりに練度向上に時間が必要ということなのかもしれません。

 

日本では、元来寝技を重視して取り組んできたと思いますが、柔道がJUDOになったころから試合展開もスピーディーな立ち技に極端に偏重した競技になってきたと思うんです。

 

相手を引き込んで倒したらすぐに「待て」がかかっていましたから…。そういったルールの中で寝技で勝負するには短時間で技に持ち込む高度な技量が求められてきたからだと思っています。

 

そして何よりも、濱田選手が主戦場としている78kg級に3人の強敵がいたことも大きな理由だったかもしれませんね。

 

寝技が得意な選手は遅咲きかつ選手生活が長い傾向にあるといわれていますが、濱田選手はまさにその典型だといわれているそうです。29歳ですが、最近の戦いを見ると、技術的にはまだまだ発展途上にあるという方もおられるようですから。

 

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遅咲きの寝技師が世界の舞台に強い3つの理由

国内強豪3選手打倒を目標に地道な練習で実力を育んだこと

濱田選手は、遅咲きの選手といわれています…。24歳になるまで全日本レベルの試合で優勝したことがなかったんですね。

 

今回の東京五輪代表を29歳でつかみ取りましたからね。今回の選出メンバーでは柔道の男女通じて最年長ということだそうです。

 

インタビューでは、最年長で選出されたことについて質問されていましたが、ご本人にしてみれば、初のオリンピック選出なんですから年齢が上であってもあまり関係はなく、自分の得意な寝技を武器に精一杯戦って頂点を極めたいという気持ちなんだと思います。

 

先にも述べましたが、濱田の主戦場である78kg級はかつて、緒方選手、梅木選手、佐藤選手が3強と呼ばれる階級でしたから、この三選手を目標に地道な努力を積み重ね得意技を磨き、不得意な立ち技を強化して実力を育んできたからこそ世界の強豪と互角以上に戦えるんですね!

 

寝技に適した類まれな身体的メリットをもっていること

彼女は身体的メリットを持ってるんですよ。

 

左右の握力が半端ないんですよ。右60㎏、左65㎏ これはすごいですよ…!

 

男子選手にも勝るとも劣らない握力だと思います。私の若いころと同じぐらいの握力をしているんじゃないでしょうか。これで、引っ張り倒されたりしたらたまりませんよね…((笑)

世界レベルの女子にも勝っているんじゃないでしょうか? これは、強力な武器になること間違いなしですね。

 

得意な寝技をを活かせる立技の成長が著しいこと

実際に濱田選手が負けるときは、大柄な選手に立ち技で組み負けて投げられるというパターンが多かったんですよ。だからこそ、濱田選手は立ち技を集中的に練習したんです。

「投げることが大好き。稽古も8割が立ち技」というぐらいになったといいますから、寝技は万全の濱田選手が立ち技まで極めたらまさに鬼に金棒ということになりますよね。

世界には、あれだけスピーディに立ち技から寝技に移行できる選手はいないと思いますし、相手が腹ばいになっていても腕に関節を決めてひっくり返して抑え込みますから。それが実にしつこくてかつスピーディなんです。

 

柔道グランドスラム・デュッセルドルフの濱田選手の戦い方を是非見てください。

このスピーディなかつしつこい動きはなかなかできないと思います。

東京オリンピックでは大いに期待できる濱田選手です。是非金メダルを獲得してもらいたいと思います。頑張ってください。全力で応援致します。

 

今回は、「濱田尚里(柔道五輪代表)…自衛隊制服が可愛い寝技師が世界に強い理由」と題してご覧いただきました。 いかがでしたでしょうか?

 

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。それではまた。

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 - スポーツ, 自衛隊